N・Kさん(四十二歳・男性)公務員
症状
10年前と現在では、パソコンの利用者の数はかなり違います。一家に一台は当然、多いところでは三台くらい置いてあるかもしれません。一日中、パソコン漬けのような日々を送っている方も少なくないようです。
そんな中でN・Kさんは当センターのホームページを見て、来院されました。職業は公務員で、職場でのパソコン作業がとても多いと言います。肉体面では目や首に疲れを感じ、その疲れがたまってくると精神的な安定がゆらぐと言います。
SATOメソッド受療の目的は、その日にたまった疲れはその日のうちにリセットするため、とのことでした。「だれでも・どこでも・いつでも」簡単に、足裏にグランディングできると書いてあったことに興味をもったと言います。
施術経過
一回目◆前半は頭が重くなりました。それも頭の深部が思いと言います。SATOメソッドには、内界の気と外界の気があって、この日の体の反応は内界の気による好転反応と思われます。毎日のパソコン作業で脳がかなり疲れていたのでしょう。
後半になって好転反応が消え、頭が軽くなりました。気の重心は、気功前「頭」、気功後は「丹田」に下がりました。
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二回目◆初めて体の内側に「頭寒足熱」を感じました。「頭寒足熱」感覚は、体の内側のみぞおちから足先までが温かくなり、みぞおちから首までは涼しくなり、頭はやや涼しくなります。N・Kさんは驚きと同時に感動していました。気功が終わった後、意識が足裏に感じられ、歩いたら床に足が吸いつくような「すり足」の感じになりました。そして、頭がかなりすっきりしたと言います。気の重心は、気功前「胸」、気功後は「足裏」に下がりました。
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三回目◆前半から「頭寒足熱」を体感。気功を受けていただきながら、「最近の疲れ具合はどうですか」とお聞きすると、「相変わらず一日中パソコン作業ですが、仕事が終わった後、自宅で自己トレーニングすると、数分後に足裏に下がるので一日の疲れがリセットされます」とのこと。仕事中はどうですかと聞くと、「頭」に気が上がってしまう時もありますが、心の中で「浄化・再生」とつぶやくと一瞬気分が落ち着きます。比較的「丹田」に落ち着いているような気がしますと言います。
この日の気の重心は、気功前「丹田」、気功後は「足裏」に下がりました。
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四回目◆「頭寒足熱」感覚がとても早くなりました。この日は初めて浅い瞑想を体感。
体の内側が「頭寒足熱」から、からっぽの空洞に変化していくのがわかると言います。
瞑想も初めての体験だったのでとても喜んでいただきました。終わった後に意識が足裏よりさらに下に感じ、体がとても軽いと言います。気の重心は、気功前「足裏」、気功後「地球の中心」に下がりました。
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五回目◆最近の仕事の様子を聞きました。仕事中でも気の重心は、比較的足裏に落ち着いているとのこと。
過度のストレスがあっても「丹田」より上に上がることはないと言います。そして、最近はパソコン作業をしながら心の中で「浄化・再生」とつぶやくと、効率よく仕事が進むと言います。五回目で初めて深い瞑想状態になりました。気の重心は、気功前「足裏」、気功後は「宇宙の中心」まで下がりました。
パソコン作業は電磁波の問題もあり、気をつけなければいけません。しかし、この社会において、パソコンのない生活はもはや考えられないので、SATOメソッドを使いながら、上手にパソコンと付き合ってほしいものです。
※書籍等で紹介されている個人の感想です。